夏を前にウナギのことを考えてみる
こんにちは、バジル鈴木です。
いよいよ梅雨入り。夏休みの予定を考える時期になりました。
で、先週ニホンウナギの調達と大量廃棄の実態調査について、
大手小売業の大量廃棄については新聞の見出しになっていたけれど、
調査をよくよくみてみると、調達方法も含まれていました。
昨年、少なくとも10社(イオン、イズミ、オークワ、ダイエー、バロー、平和堂、マルエツ、ユニー、ライフ、ラルズ)では、消費者に購入されずに廃棄した商品があったと考えられ、うち処分量を回答した5社だけで、約2,730kgを廃棄。(グリーンピースHPより)
少なくとも11社(イオン、イズミ、コープデリ、西友、ダイエー、パルシステム、平和堂、マルエツ、ヤオコー、ユニー、ライフ)で販売されたニホンウナギの蒲焼きは、IUU漁業や不正取引への関与がないと保証できない商品だった。サプライチェーンの一部は、追跡不可能であることが判明。(グリーンピースHPより)
IUU漁業とは、Illegal, Unreported and Unregulated漁業、つまり、「違法・無報告・無規制」に行われている漁業のことです。IUU漁業には、無報告だけでなく、不正確および過少報告の漁業、旗国なしの漁船による漁業、地域漁業管理機関(RFMOs)の対象海域での、認可されていない漁船による漁業も含まれます。現在、世界の海では、このIUU漁業が海洋の環境を悪化させる大きな要因の一つになっているため、WWFではその規制と取り締まりの支援に取り組んでいます。
目の前にある商品が、どのようにして届けられたのかを知ることは
とても大切なことですが、ウナギがこんなに違法に捕られているとは…。
ウナギだけでなく、クロマグロ(本マグロ)がどうやってお店に並んでいるのか
とても気になってきます。
また、以前に恵方巻きの廃棄が話題になったときに、食品ロス問題についての
第一人者である井出留美さんがyahooにコメントを書いていましたが、
商品として並ぶには試作を作成するので、その時点での廃棄量についても
見逃せないとのこと。
ウナギの蒲焼きは恵方巻きよりも試作は少ないのではと推測できるけど、
それだってどの程度なのかは明らかにされませんよね。
そして、このニュースがネットニュースや新聞では取り上げられているけれど、
ウチの旦那(定年後はハウスハズバンドとして活躍中)によると
テレビのワイドショーでは取り上げられていなかったそうなのです。
まぁ旦那がすべての番組をウオッチしていたわけではありませんが。
高齢者の情報源は(残念ながら)ワイドショーがメイン。
苦しい生活を送る方も多いけれど、一方で高額な消費をするのも高齢者。
ウナギの売り上げが落ちると困る方々が情報をセーブするよう、
メディアに働きかけているのでしょうか。
私、ウナギ好きですけど今年は見送ります。
鰻丼のタレだけでいいんです、本当は。